「主に社長」ブログにも関わらず、長らくご無沙汰をしています。代表の浦尾です。
昨年ろくにブログ記事を書いていなかったことに気づき、2019年にインパクトの大きかった長崎県・五島列島の自動車学校での「いい歳で仕事をしながら合宿で普通運転免許をとる」というレア体験を改めてまとめました。
虹出ちゃってるの見えますか…五島はあらゆる場所がフォトジェニックで感動する奇跡の島なんです!
企業ブログとまったく関係ない内容ではありますが、自分が今更でも運転免許をとるぞ!と決めた時に口コミなども少なく、とにかく情報がなく不安だったので…
遡ること2019年初夏、MacBookと共に数週間の離島暮らし。電車とバスを駆使して生きるノーライセンス人生を脱する時がきた!!
もくじ
五島ってどこ?アクセスは長崎or福岡から、飛行機または船で
東京から五島自動車学校のある福江港へ渡るには、まず長崎か福岡に出る必要がございます。
島への移動手段は飛行機か船、わたくしめは「ちゃんぽんと明太子ならちゃんぽんが食べたい」というまぁまぁしょーもない理由で長崎港へ。
長崎港の近くにはダイソーなどを含む商用施設があり、合宿生活で必要となるものを買っておくチャンス!洗濯ネットと紙コップはマストで持参推奨。
長崎港からは九州商船を利用。五島まで約3時間かかるフェリー便と、お値段が少し高くなるものの約1時間半で着くジェットフォイル便のどちらかを選ぶことになります。
長崎で熱々のちゃんぽんをゆっくり食べたかったので、とにかく早いジェットフォイルを選択!
天気も景色もよくて快適な船旅を経て、無事に福江港に到着。自動車学校のバスがここまでお迎えにきてくれます。
▼海路は他にも深夜に博多ふ頭発→翌朝に福江港着となる夜行フェリー・太古丸があります。バリアフリー設計のゆったり船旅8時間にも惹かれたのですが、お船で寝たあと到着即日で元気に活動できる自信がなかったので今回は見送り…大人の免許合宿は体力温存を最優先に動かないと死ぬ。
海路の他には空路も…ということで、移動経路をわかりやすくするべく先に書いてしまいますが、帰路は飛行機でブーン!と福岡空港に飛びました(なので明太子も食べました)
五島つばき空港は超コンパクト!椿なゲートがかわいい!
飛行機もプロペラ付きの小型でかわいい!そして結構揺れる!風が強い日は乗れない!コワイ!
空路の場合は一時間もかからず、行きと比べてかなりあっという間に到着します。
空からめちゃくちゃきれいな島々と海を見て、あー合宿終わったんだなー帰らなきゃなんだなーとめそめそ…離島ロスがかなり煽られるので気をつけましょう。
結論:早いのは飛行機、バランスがいいのはジェットフォイルorフェリー、時間と体力が許すなら太古丸!
教習所の目の前が海!教習所内で乗馬!自然環境100点満点
いよいよ五島自動車学校に到着…すると、まず学校の目の前に広がる景色に心を奪われます。
教習所の目の前の海とコースが一望できるこの写真は、新寮のベランダから撮影。教習所のコースを一望できるので、お部屋から試験コースを眺めてのイメトレが可能…つよい…
リゾート!バカンス!という雰囲気とはちょっと違いますが、夏は授業などの時間外にさくっと泳いだりもできます。資格取得に来たはずなのに心がうわつきますね。
正門に建立されている互譲の碑。五島自動車学校の運転者教育の基本理念は「互譲運転」であります。
とはいえ合宿期間中は、学科授業と運転実習などなどで朝の9時半から夜の19時半頃まで結構みっちりになります。昼休みも短いので、わたくしは主に始業前の朝と授業終了後の夜以降に、寮の部屋で仕事と試験のお勉強をしていました。
▼学科試験はさほど困らずクリアできましたが、運転実習でなかなかみきわめ(仮免試験を受けていいよ!という先生のお墨付き)がもらえず…運転実習は1日2時間までしか受けられないので、その頃には日中にもかなり時間の余裕ができます。いや早く帰れよ!ってのはまぁそれ
五島には高速道路がないので、高速教習はシミュレーターを利用。起動時のセー!ガー!で大興奮したので特記(教習では飛び出してきた人を轢きました)
そして!もう一つの特記事項、馬。うまですウマ。パカパカ。
白馬のサンダーくんと、奥の黒い馬はエフィーちゃん。おとなしくて優しくてめちゃいい子!!
なんとこちらの自動車学校、構内に馬小屋がありまして…車に乗る隙間にお馬さんにも乗れます。
学校内で乗馬し放題、そんな教習所ある?って感じですよね?ホースセラピーってやつなのか、とにかく半端なく癒されます。
注:運転免許をとりにきています。馬は軽車両(授業で習うよ!)
緑と自然風が気持ちよくて、鳥や虫まで鳴いちゃってる馬小屋の環境があまりにも気に入りすぎてしまい、ほぼほぼ毎日入りびたっていました…迷惑…
早朝や休日にiPadとコーヒー持ち込んでこの椅子でぼんやりするのほんとに最高だった…ああかえりたい…
そう!基本夜型のわたくしめが、毎朝6時に目覚める→日付が変わる前に眠くなるという超健康的な生活を自然に過ごせていたんです。不思議。自然環境におかれた人間本来の生活リズムってそういうものなのかもしれません。よくわかんないけど。
結論:車以外の誘惑が多いので気をつけて
そのせいだけじゃないけど、当初の予定より帰京が延びて最短16日のはずが一ヶ月弱の滞在になりましたよ…
食堂と五島のお店で食べた美味しいもの達
合宿生は食堂で朝昼晩の三食、シェフ(ナイスガイ)が毎日ちゃーんと手作りしている美味しいごはんをおなかいっぱい食べられます。おかげさまで太って帰るハメになりました。
毎日写真を撮っていた中から一例。白飯盛り放題(重要)
忙しくない時には、釣った魚をさばいてくれたりも。こちらはめちゃくちゃ感動したキラキラのイカ!なんというか今まで知ってたイカとは別物。なんだったんだあれは…
ただし、前後に授業があるので時間はゆっくりとりづらい場合も多いです。そしてお夕飯は17時〜18時と早めなので、夜更かし派は夜食を買いこんでおくといいかもしれません。
▼ポットや電子レンジは寮にありますが、学校から徒歩圏内にはコンビニなどのお店がありません。食べ盛りのわんぱく男子は、授業後に学校のバスで連れて行ってもらえるお買い物タイムでの保存食などの購入がおすすめ。
と。校内はもちろん飲酒禁止なのですが…あわよくば飲み隊である大人の合宿メンバー達で、休日に外食に出たりもしました。ひひひ。
五島牛も素晴らしいけど、やっぱりお魚の美味しさが異常!なので、またそれ目的で再訪したいなと思ってしまう…秋鯖たべたい…
さすがの離島というか、食べログなどにはあまり情報がないので、美味しいお店やらは現地で通学されている生徒さんや先生など地元の皆様方に聞きましたよー。感謝感謝。
結論:大人の免許合宿は邪念まみれ
福江島の観光名所もうろうろ
毎週日曜日は授業がお休みになるので、バスなどを駆使すれば観光もできます。
が、どこに行くにも基本的には車必須なので、免許をとってから改めて来たい!という気持ちに…五島の道路は車が少なく初心者の運転練習にもばっちりなので、その辺もうまくできてるなぁと(適当)
福江島のシンボルの火山です。仮免取得後の路上運転でも一応ふもとまでは来ますが…天気のよい日に改めて上まで登ることを強くお勧めしたいです。
夕暮れ時に走り回る図。青空や星空も最高なんだろうなぁ…
大小含めさまざまな教会がある五島の中でも、ザ・五島観光!という感じの有名スポットです。特記事項としまして、ドラゴンクエストウォークのランドマークにもなっています…!
建物内は写真撮影禁止なので、美しさを心のフィルムに焼き付けましょう。
階段をよっこらえっこら登った高台に現れるこちらには、東シナ海の航海安全と大漁祈願の観音像があります。ここから見下ろす高浜海水浴場や頓泊海水浴場は、このうえなく本当にきれい…
徐々に大きく写りこむわたくし。広大な海と山が同時に視界に入るって、なかなか珍しくないですか?
ほか、年配勢としては外すことができない観光スポットとして3つの温泉に入ってきました。
・荒川温泉
・富江温泉センターたっしゃからんど
・鬼岳温泉 五島コンカナ王国
お風呂なので写真はありませんが、それぞれ毛色が違うのでぜひ入浴比べを!!
結論:旅行かと問われると否定しづらい
まとめ
読み返すと車のことが一切書かれてなくびっくりですが、人生最初で最期になるであろう運転免許合宿に五島自動車学校を選んでよかった!と強めに言い切って締めたいと思います。いい歳かつ確実に車の運転に向いてないわたくしでも無事に免許をGETすることができました。
2〜3月、7月下旬〜9月は学生さんが多く訪れる繁忙期ですが、その他は新寮や個室の予約も取りやすいかも…この眺めを是非!!
環境面以外で改めて主張しておきたいのは、先生もスタッフさんも同期の生徒さんまでも、もれなく全員がいい人だったということ。自力で克服しなくちゃいけない課題以外の苦痛はほぼほぼありませんでした。
▼ひとつだけ困りごとを書くと…校内・寮とも完備ではありつつWi-Fiが弱かったです。合宿生の数と接続時間帯により回線がとても混雑するので、がっつりオンラインでお仕事しながらの合宿を考えている方は要注意かも。
卒業後、お世話になった先生に成長した姿を見てもらえる(?)再会教室というものもあるそうなので、東京で車の運転に慣れたらまた、レンタカーでの観光も踏まえて五島に再訪したいです。
というか、なんなら住みたいくらい楽しかったぞー五島列島!ラブ!フォーエバー!!