デザイナーの成田です。
偶然にも人狼ゲームのカードを手に入れた俺たちは…
ということで社内で『人狼ゲーム』をやってみました。
使用したのは「会話型心理ゲーム人狼DX(幻冬舎)」
そもそも人狼ゲームとはなんぞや??
初心者の私がざっくり説明するとこんな感じです。
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プレイヤーは多数の「村人」陣営と、村人に化けて紛れ込んだ少数の「人狼」陣営に分かれ
他のプレイヤーの正体を探ります。
プレイヤーにはそれぞれ役職があるのですがここでは割愛。
人狼は、一晩に1人ずつ村人を襲います。
村人は、紛れ込んだ人狼を追放しようとします。
「昼」のターンでは全員で話し合い、人狼の容疑者を1人決めて追放します。
「夜」のターンでは人狼たちが、誰か1人を襲撃します。
村人の人数が、人狼の人数と同数まで減ってしまった場合「人狼陣営の勝利」
そうなってしまうより先に、人狼を全員追放できた場合「村人陣営の勝利」となります。
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村人は襲撃されては困るので、必死で人狼を探しますが
人狼は追放されたくないのでウソをついて村人のフリをします。
「アイツは善良な村人を装っているが本当は人狼かもしれない…!」という心理戦と
トークスキルがものを言うゲームです。
人狼ゲームやろうぜ!と意気込んだは良いものの、
私がかろうじてプレイ動画を見たことがある程度であとは全員経験ゼロ…という
なんともフレッシュな村ができあがりました。
しかも人数が圧倒的に少ないので、一晩で終わるサクサク人狼ゲームです。
今回は村人2人、予言者1人、人狼1人、ゲームマスター(進行役)1人でやってみました。
※予言者:「村人」陣営の役職。「夜」のうちに他プレイヤーの誰か1人を選んで
「村人陣営」か「人狼陣営」かを知ることができる。
おトクな役職だが、信じてもらえるかどうかはトークスキル次第。
◆一戦目
大槻(GM):それでは話し合いを始めてください
浦尾(村人):……
大橋(村人):……
藤原(予言):……
成田(人狼):……
なんというコミュ力不足村…。
何から始めて良いのかすらわからない様子。
けっきょく黙りすぎていた大橋が追放され、藤原が襲撃されて人狼陣営が勝ちました。
教訓:黙りすぎてはいけない。
◆二戦目
大槻(GM):それでは話し合いを始めてください
成田(予言):はい、わたし予言者です!浦尾さんを占いました!人狼でした!
浦尾(人狼):おおーっ!そうです!私が人狼です!!
全員:!?
成田(予言):あの、他の人はなにか…
藤原(村人):いえ特に…
大橋(村人):…
まさかの人狼カミングアウトにより開始20秒で話し合いが終了。
浦尾を含む全員が浦尾に投票・追放し、村人陣営が勝ちました。
教訓:人狼はカミングアウトしてはいけない。
◆三戦目
大槻(GM):それでは話し合いを始めてください
藤原(人狼):実はー、私また予言者だったんですよ
大橋(村人):俺も予言者だよ
浦尾(予言):私が本当の予言者です!
成田(村人):ヒエッ…
予言者大量発生。
しかし正直者の集まりなのですぐにウソが見抜かれ、
大橋と藤原の一騎打ちののち、投票で藤原が追放され、村人陣営が勝ちました。
なぜ村人なのにウソをついたのか…?!と大橋に問いかけたところ
「ずっと村人だったから何か言ってみたかった」
だそうです。
教訓:ずっと村人だと飽きるらしい。
四戦目は私がGMを交代し、第三者視点からゲームを見ていましたが
ウソをついている人のクセを見抜くにはとても良いポジションで、
これはこれでなかなか楽しかったです。
実際にずっとGMをしていた大槻は、浦尾のウソを見事に見抜いていました。
ちなみに大橋はまた村人でした。
今回は人数が少なかったですが、人狼が複数人になったり役職が増えると
もっと楽しく、そして難しくなりそうです。
対人で、表情や動作を見ながらプレイできるのはアナログゲームならではの楽しさですね。
久々にアナログゲームをやったら面白さに目覚めてしまったので、
他にもなにか面白いものはないか探してみたいと思います。
そしてこのアナログ特有の面白さと、デジタルの便利さを融合できれば
もっと便利で楽しいものが生み出せるかもしれませんね。